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STORY
聡と真奈美の“ 最後の旅行”。
迷い込んだ霧のなか、彼らはとある男に出会う。
ふと響き渡る鐘の音。その音色に包まれて、聡と真奈美は男が語る、不思議な物語に引き込まれていく。
その物語はずっと昔のこと。
この土地を不思議な病が襲ったときのこと。
羽が生えてしまう病、鳥が止まってしまう病、目がよくなりすぎてしまう病。
千差万別な病が広がるなか、もっとも不幸な病におかされた二人がいた。
純粋な心と引き換えに、醜い容姿となった男、カビ人間。思っていることと反対のことしか言えなくなった娘、おさえ。
とある事件をきっかけに、カビ人間の美しい心に触れたおさえは、次第に彼に心を開き始める。
しかし、心惹かれれば惹かれるほどに、おさえの口から出るのはカビ人間への罵倒の言葉。
やがてその言葉が、カビ人間を窮地に追い詰めていくこととなる……。
病におかされ、混乱した中世の町。
この町を救うたった一つの方法は、
この病気を治すたった一つの方法は、
奇跡の剣ポーグマホーンを手に入れること。
町に鐘の音が鳴り響き、奇跡の剣が光り輝くとき、悲しくも美しい、残酷な『奇跡』が起こる。
聡と真奈美が迷い込んだ、悲しい愛の物語。
さて、2人がたどり着いた結末は………。
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